親子でブラインドフットボールを体験!

今日のいろいろスポーツ教室は、ブラインドフットボール体験!去年に引き続き、今年も親子体験会にしました。

日本代表の加藤健人選手が来た!

ブラインドフットボールの指導にいらして下さったのは、日本代表の加藤健人選手!!

日本代表の加藤健人選手

加藤選手がパスとキックを見せてくださいました。まるで見えているかのような、スムーズなパスとキック。去年は、最後まで加藤選手の目が見えていると信じてる1年生がいましたので、アイマスクをしてから見せてくれました。

目が見えないってどんな感じ?

まずはアイマスクをして、準備運動をします。
2人組になり、1人がアイマスクをして、もう1人がどんな体操をやるのか、先生が実際にやっている動きを言葉だけで伝えます。

言葉だけで伝えるって言ってるのに、思わず手が出てしまう

言葉だけではなかなか伝わらず、思わず手を使って教えてしまいます。目が見えないと、体操のやり方を伝えることだけでも一苦労。1年生にはちょっと難しかったかな?

言葉で体操の動きを伝えるのは難しい

暗闇の中で仲間を探す

次に、全員アイマスクをつけて、グループに分かれる練習。2つのグループに分かれるだけでも大変。なかなか声を出せない子もいて、無言で一人さまよっていました。

全員アイマスクをしたまま、血液型別に分かれる

次に、血液型別に分かれます。お互いに声を出し合いながら、手をつないでいくと、だんだんグループが分かれてきました。

声を出しながらグループを作っていく

AB型が誰もいなかったので、A型、B型、O型の3グループができました。コミュニケーションをとっていくことがとても大切なんですね。

O型チームできた!

 

仲間を信じて前に進め!

今度は、ボールを持って歩き、誘導してくれる仲間に渡します。まっすぐ歩いているつもりでも、曲がってしまう人がいたり、仲間の呼ぶ声が小さくて、たどり着けない子もいました。

友達が呼んでいる方へボールを運ぶ

正面で渡せてるかな?

あれ?ボールがない。

パパにボールを渡せるかな?

相手に伝わる声の大きさや言葉の遣い方が求められます。「そこにある」と言われても、どこかわかりませんし、「あっち」と言われてもどっちの方向だか分かりません。相手の気持ちを想像して言葉を選んで話すことが、とても大事なんですね。

パスを受けてボールを蹴る

次は、ボールを足でコントロールしてみます。
足元にボールが転がってきているのは分かるけれど、なかなか足で止められません。見えないって、本当に大変! 普段、私たち健常者が何気なくやっていることでも、目が見えない人にとっては大変なことなんですね。子どもたちの中で、人を思いやる気持ちが少しずつ芽生えてきたように見えました。

ボールを足で押さえるのがなかなかできない

ボールどこへいった?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑思わず手で触って誘導しちゃいましたね。
上の動画でちょこっと左に映る方が加藤選手ですが、だいたいどこらへんに人がいるのかも、分かっているようでした。スタッフが近寄ってサポートしようとすると、気配を察知して指示を出して下さるのです。なんでわかるんだろう???

ゴールへキック!

最後は、キックの練習。どっちにゴールがあるかを音で判断し、ゴールに向かって真っすぐ蹴ります。簡単そうに見えて、これが意外と難しい!!

ゴールの方向を確認してキック!

仲間の手拍子や声を聴いて、ゴールの場所を指さし確認。それから思い切りシュートします。

あれ?違う方向へ蹴ってる

ゴールの場所を教えてあげる人がとても重要なんですね。

上手に蹴れた!

最後に、4チームでゴールできた数を競いました。3分間で何ゴールできるかな?

サッカー経験のある子は、やはりシュートが上手!思い切り蹴ったボールの音が、加藤選手にも伝わって、シュートが上手だとほめられました。

ゴールの方向をしっかり確認してから、ボールを押し出すと、ちゃんとゴールに入りました。

残念!はずれちゃった!
このゲームは、ものすごく盛り上がりました。シュートする人だけじゃなくて、ゴールの場所を伝える人がとても大切だということに気づきました。

ブラインドフットボール体験で学んだこと

いつもおしゃべりがウルサイ子どもたちですが、加藤選手のお話を聞くときは、自然と静かになっていました。誰かがしゃべっていると、目に代わる大事な情報が聴こえなくなってしまうことが、ブラインドフットボールを体験したことで、子どもたちが理解できたようです。

困っている人がいたら、助けてあげましょう

試合ができるほどになるにはまだまだ練習が必要だけど、楽しみながら「目が見えない」感覚を体験することができました。周りの人の助けや耳からの情報がとても大事で、相手を信じられなければ一歩も動けないことがよく分かりました。

加藤選手は、「この経験を活かして、もし困っている人を見かけたら、声をかけてあげて、助けて下さいね」とおっしゃっていました。

3月21~25日には、ブラインドフットボールワールドグランプリが、品川区立天王洲公園で行われることが決まっています。加藤選手を応援に行きましょう!!

加藤健人選手、これからも頑張って下さい!
ありがとうございました。

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