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ラケットボール

スカッシュと似ているけれど、ちょっと違うインドアスポーツの「ラケットボール」は、スカッシュよりも少し自由度が高いスポーツです。

ルール

ラケットボールのコートは、天井と床と四方の壁の6面に囲まれた四角い空間で、幅は6.1m、奥行きが12.2mのコンクリート(もしくは強化ガラス)です。

サーバーが正面の壁にボールを当て、返ってくるボールをレシーバーが打ち返し、ラリーを行うスポーツです。正面の壁に当てるまで、残り5面すべてを使っても良いため、トッププレーヤーのゲームはまるでビリヤードかピンボールの様にボールが飛び交います。

ラケットは、テニスよりも短く、非常に軽い200g程度のものを使用します。
ボールは、テニスより一回り小さい直径約6cm。ゴム製でよく弾むものを使用します。競技中は、目を保護するためにアイガードを必ず着用します。ウェアは基本的に自由で、プレーヤーたちはファッションも楽しんでいます。

 

 

 

 

 

歴史

DSC_0004edit.jpgラケットボールの歴史は新しく、1950年頃アメリカのYMCAのハンドボールコートで誕生しました。その後、YMCAを中心に大学、米軍基地、一般クラブへと米国各地に普及しました。

日本においても、1971年に東京、大阪のYMCAで導入され、その後一般のスポーツクラブにも広まって行きました。最初はわずか3コートだったラケットボール・コートも、現在では200コートを超え、全国に30万人の愛好者がいます。日本でのウォール・ハンドボールの普及と技術向上を目指して、1989年日本ウォール・ハンドボール協会が設立されました。

 

ラケットボールの魅力

  • 誰でもできる!
    テニス、バドミントン、スカッシュなどのラケット競技と比べて、ラケットが短いためボールに当てるのが簡単です。初心者でも簡単にプレーをすることができ、始めたその日からゲームを楽しむことができます。
  • 健康にいい!
    時間あたりの運動量・消費カロリーはずば抜けて多く、20分程度のプレーで十分な運動量となります。日頃から忙しく運動不足のビジネスマン、体重を気にしている女性にとっては格好のシティ・スポーツといえます。
    【時間あたりの消費カロリー】ゴルフ 200Kcal、テニス 400Kcal、ラケットボール 800Kcal
  • いつでもできる!
    室内スポーツですので、天候や時間を気にしないでプレーできます。最近ではラケットボール・コートが設けられているリゾートホテルもあり、雨でテニス等の屋外スポーツができなくてもプレーを楽しむ事ができます。
  • 誰でもできる!
    体力の差があっても、男女・年齢の違いを越えて同じレベルでゲームが楽しめます。速くて強いボールを打たなくても壁や床にあたる角度を考えてボールをコントロールすれば、簡単に相手を負かすことができるからです。
  • ストレスを発散できる!
    ラケットボールのスピードは、初心者で70km/h、上級者では300km/hにもなります。驚くようなスピードと、ボールを打ったときの強烈な打球音の迫力も、ラケットボールの大きな魅力です。6面全部を自由に使って、思いっきりボールを叩く爽快感は現代人のストレス解消に最適なスポーツではないでしょうか。
  • 大人がハマる奥深い面白さ
    初心者でも始めた日からゲームを楽しめるほど簡単ですが、慣れてくると天井や壁をうまく使い、ボールの方向、角度、スピード、スピンによって様々な球筋を繰り出す事もできます。まるで立体のビリヤードのようで、運動能力とともに頭脳プレーも要求される非常に奥深いスポーツでもあります。

まとめ

ボールを壁に当てて遊んだことから始まったと言われる史上最古のボール競技で、ボールが1つあればできる手軽なウォールハンドボール。体力だけでなく頭脳も使う生涯スポーツで、仲間と楽しく体を動かしてみませんか?

NPO法人日本ラケットボール協会 http://jara-npo.org
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